国語の記述は、AIに「根拠があるか」を見てもらう
現代文の記述は、答えの方向が合っていても、本文の根拠が少しずれるだけで点が落ちやすいです。そんなときは、AIを「採点してもらう相手」ではなく、「根拠の抜けを見つける相手」として使うと、直し方がかなり見えやすくなります。
とくに高校生は、答えを長く書くほど安心しやすいですが、国語では長さより本文との対応が大事です。AIに任せるのは、正誤の断定ではなく、どこが本文から離れているかの確認です。
まずは、この流れだけで十分
- 問題文、本文、自分の答案をそのまま入れる。
- AIに「点数」ではなく「根拠のズレ」だけを見てもらう。
- 指摘を読んだら、自分の言葉で1回書き直す。
- 最後に、本文のどの表現に戻せばよいかを確認する。
この使い方なら、AIに答えを作らせるより、自分の記述を直す練習になります。国語は、正解そのものよりも「なぜその答えになるのか」を言葉でつかむことが大切だからです。
そのまま使えるプロンプト
まずは、こう聞くのがわかりやすいです。
以下は高校の現代文の記述問題です。
1. 私の答案が本文の根拠に沿っているかだけを確認してください。
2. 点数はつけず、ずれている部分だけを短く指摘してください。
3. 直すとしたら、どの一文をどう変えるとよいかを1案だけ出してください。【問題】…
【本文】…
【私の答案】…
もう少し細かく見たいなら、こう分けても使えます。
この答案について、本文にある表現を根拠として使えている部分と、使えていない部分を分けてください。
そのうえで、本文にない言い足しがあればそこだけ教えてください。
AIに見てもらうときのコツ
コツは、AIに「よさそうな答え」を作らせないことです。国語の記述では、もっともらしい言い回しが混ざると、かえって本文から離れます。
- 「本文のどこに書いてあるか」を必ず聞く。
- 言い換えが強すぎるときは、その部分だけ戻してもらう。
- 長い説明文より、短い修正文を1つ出してもらう。
たとえば、AIが「作者の気持ちを重視している」と言ってきたら、それだけで納得せず、本文の表現とつながるかを見直します。気持ちの説明が必要な場面でも、本文の言い回しに戻せるかが大事です。
ありがちな失敗
いちばん多いのは、AIの直した文をそのまま写すことです。これをやると、表現は整って見えても、自分の弱点が残ったままになります。
次に多いのは、本文にないことを足してしまうことです。国語では「わかりやすくしよう」として情報を増やすより、本文の意味を外さない方が安全です。
最後に、AIの指摘が1回で完璧だと思い込むことです。実際には、1回目でズレを見つけ、2回目で短く直す、という往復の方が身につきます。
今夜やるならこの1問
学校のワークか過去問から、短めの記述問題を1問だけ選んでみてください。AIには答えを作らせず、根拠の確認だけをさせる。これだけでも、次に書くときの視点が少し変わります。
国語の記述は、派手なコツより、本文に戻る習慣がいちばん効きます。AIはその習慣を作るための補助として使うと、ちょうどいいです。


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